From Factory

2011.12.30

2011

 
 
今年は本当に大変な1年だった。

年末に近しい身内を亡くしたことが、何よりもそう思わされた要因で

「生き続ける」ことは、本当に大変だと感じさせられた。

忘年会というけれど、僕たちはこの2011年という年を忘れずに、ずっと心に

抱えて2012年以降を迎えることになりました。

辛く悲しい出来事を、風化させることなく、ごまかさずに向き合ったまま

来年を迎えていきたいと思います。

そして新しい年も、僕たちに出来ることのひとつは、大切な人のために

家具を作り続けることです。

失ったものと痛みを抱えつつ、希望をもって前を向いていきます。

今年の日記はこれが最後です。

2011年も皆様に支えられた1年でした。ありがとうございました。

来年も、AS.CRAFTをどうぞ宜しくお願い致します。

  


   ■新年は1月6日(金)から通常営業いたします。

2011.12.18

営業時間変更のお知らせ

 

明日からの3日間は、下記の通り営業時間を変更いたします。
 


 ■12月19日(月) 営業時間 9:00〜13:00
 ■12月20日(火) 臨時休業 
 ■12月21日(水) 振替営業したします。通常営業 10:00〜19:00

 

ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願い致します。
 
 
 
 
 
 

2011.12.15

チークの電話台

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チークの電話台です。

框組の家具は、組み立ての際は気を使います。

集中して、一気にやります。

チークで作る家具は、これで今年最後かな。

ワクワクするから早く完成させたい。けど工程は飛ばせない。

確実に、出来るだけ手早く、そして当たり前に丁寧に。

 


「あ」


2011.12.13

stop and go

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「なんだかイメージと違う」と感じてしまったので、作り直したルーバー扉。
(写真はボツにしたもの)

採算を考えると、普通は絶対しないとは思いつつも、
そうすべきだと考えてのこと。

だから仕事が進まないのかな。

扉のサイズは、30cm四方もないくらい小さいのだけど、
すべてのパーツに対して組み立てる前に、
面取り・水引き・ヤスリがけなどの工程を経ているので、
小さな扉でも意外と手間と時間がかかるんです。

家具製作の手間って、大きさとは比例しないものです。

3歩進んで2歩下がるイメージ。


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お世話になっている取引先さんの担当Kさんから、差し入れのKrispy Kremeのドーナツ。

新人OLさんが「女子受けするんですよ〜」なんて持ってきてくれたもの。
奥さんには大うけは当然ですが、おじさんにも刺さりました(笑)。

今日は自転車出勤・ランニングでの帰宅だったので、カロリーは気にせず
がっつり戴きました。

ありがとうございます。

 
 

「あ」

2011.12.11

困る

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急いでいる時に限って、トラブルはやってきます。

18時を回ったころに、角のみ盤という機械のボルトが折れました。

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「何でこんな時にっ」と頭に血が上りつつも

「落ち着け落ち着け、俺は職人」

2時間ロスの後、何とか修理を終えて仕事再開。

腹立たしいこの角のみ盤、ラベルをよく見ると「昭和42年製」。先輩です。

それは壊れもするな〜。現役で動いていることがすごい。

メンテナンスをきちっとしていなかった、僕の落ち度だと認識しました。

それに、昔の人はノミだけで掘ってたことを考えると、改めて機械や電力の

ありがたみを感じます。

「どんな事にも良い面・悪い面がある」これはずっと心にとめている言葉です。

 
 
・・・で、残業は続くのです。そんな月食明けの夜。 

 
 
 
「あ」


2011.12.10

復活

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先日は近場の温泉に行きました。

埼玉県なんですが、とても良いところでした。

背中の肉離れから4週間。
やっと普通に無意識に、せきやくしゃみが出来るようになりました。
健康第一です。

ゆったりお湯につかりながらも、なんとなく考えるのは木工のこと。

さてさて、年末に向けてペース上げてきますよ。


 
 

「あ」


2011.12.06

ラジオCMを聞いてて思ったこと


 
最近はラジオで、「やりがいのある仕事が見つかる〜」なんてCMがやたら流れます。

では、「やりがいのない仕事」ってどんなのなんだろう?

たまにうちに来る家具職人希望者も、「やりがい、自分に向いている仕事がしたい」
なんてことを、必ず口にします。

気持ちは分かる。30歳前の自分が散々悩んだことだから、すごく分かります。

でも結局、「この仕事に自分の人生を賭ける」と腹をくくらなきゃ、しんどい事1000個
の向こうにあるだろう、たまーに訪れる、ご褒美のような「やりがい」には辿り着か
ないんだよね。たぶん。

「自分に向いている仕事なんてものはない」と、銀座の有名すし店の職人さんが
おっしゃってました(某NHKの某プロフェッショナルという番組より)。
「自分を(無理やりにでも)仕事に合わせるんだ」と。
よくわかります。

特に中年以降の人とお会いすると、それぞれの職業や家族の中での役割に特化して
いるように見える人は、気になります。

この人は頑張って死ぬ思いで「○○としての自分」を作ったんだな、と。

アタマの堅いおじさん、なんて若い人は言いますが、ものすごく頑張って自分の中に
軸を作って、それを硬くたたき上げて、頑張って曲がらないようにしてるから
「アタマの堅いおじさん」になるんだよね。

そういうある意味偏った存在、良く言えばスペシャリストが社会の中での存在意義を
やっとの思いで持てるようになる。
社会の中の役割をガッチリ受け持つ、ジグソーパズルのワンピースに。

なにはともあれ、この不況・就職難は大変でしょう。

でも、どんな仕事に就いても、「やりがい」や「この仕事に向いている感」は、
気の持ちようなんじゃないだろうか。
自分にはこの仕事しかない、という覚悟ありきの。

これを書いてて、修行時代を思い出しました。監獄のような(笑)

映画「ショーシャンクの空に」には、その当時何度も救われました。

就職難だな、ついてないな、と感じる人は見てください。希望が持てる、かも?


 
 
 

「あ」


2011.12.05

バラッド

 
 
小ぶりなキャビネットを2台、の材料です。

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これはブラックチェリー材。厚みは34o。

一皮むくと、すべすべの木肌です。ところどころに入り皮という、黒いスジが
入るのですが、それもまた美しいです。

使い込むほどに飴色に変色して行きます。

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これはチーク材。厚み40oオーバーの柾目だから、すんごく高かった・・・¥¥¥

仕入れてから、随分うちで寝かせてましたが、いよいよ出番です。


      *   *   *


どちらも高級材。魚で言えばクロマグロといったところ。

森の命を、大切に使わせていただきます。

このふたつのキャビネットは、異なる二組のリピーターのクライアントさんからのご依頼。

繰り返しのご注文は本当に嬉しいです。

「歌うたいのバラッド」でも聴きながら、作りますか。
 

 
 

「あ」

2011.12.03

久しぶりに

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雑誌掲載のご案内です。

と、いっても過去に作った靴箱の写真が小さく載っているだけなんですが。

夜8時過ぎに、以前お世話になった某編集さんからの電話。

「ブーツが入るようなデカイ靴箱の写真を説明付きで送ってください、大至急!」

と言われたのはほんの一週間くらい前。

もう製本されたものが出来上がって送られてきて、で驚きました。

書店で見かけられましたら、是非ご覧になってください。

靴箱のオーダーもお待ちしております(^^)


 
 


   ■Free&Easy 2012年1月号(P162掲載) 株式会社イーストライツ発行


 
 


「あ」


2011.12.02

印象

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棚板、黒いメラミンで木口面はブラックウォールナットを貼ったものです。

男性的な印象。

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ピンボケですが、同じ「ウォルナットと黒の家具」に使うガラスには、
丸い穴を開けました。

女性らしい可愛いイメージかな、と。

男っぽい中に、女性的な感じも併せ持つ不思議なものになれば。

面白い印象を持つ家具になるかな?

 
 
 

「あ」


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