From Factory

2011.06.27

期待

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「お待たせして済みません。」 納品後にお客様に言うと

「この家具で部屋が完成しました!」とニッコリとおっしゃいました。

ジグソーパズルの最後のワンピースみたいに。

真新しいマンションの海が一望できるリビングで、アズクラのTVボードとローテーブルが
最後のピースでした。

新しい生活を始めるときに、新しい家具を買う。希望と期待を込めて。

僕が作る物に、すごく期待されていると感じます。
期待以上、戴いたお金以上の価値を提供出来ているか?

いつもいつも気になって仕方ない部分です。

ささいな言葉がゆっくり心に降りてきて、ものすごく励みになります。
 
 

「あ」


 
 

2011.06.19

道具

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玄翁(げんのう)の柄の部分を交換しました。

玄翁とは「かなづち」のことで、それを考案した和尚さんの名前からそう呼ぶように
なったそうです。

僕が主につかっている玄翁は、多分50年くらい前のもの。

そんな古い貴重なものを、ポイっと新しいものに交換することは、生理的に抵抗感が
あったのですが(個人的に)、割れがひどく使いにくくなってきたことと、
ノミを使う細かい作業が続くこともあり、新たな柄をせっせと削り出しました。

また50年くらい、行けるかな?


 
 

「あ」


2011.06.14

久々に

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久しぶりに定番商品の丸スツールを作ってます。

座面の高さ45cmのものが、随分長い間欠品となってました。トホホです。

もう3カ月以上もお待ちいただいているお客様もいらっしゃって、すっかり
ご厚意に甘えてしまっておりました。

そんなに待たせるなんて、なんだか芸術家・作家みたいな気でいるんでは?
と思われるかも知れませんが、まったくそんな気はありません。

お客さんの需要に応える物を作る、単なる一介の職人です。

かといって金になれば何でも作るか?と言われれば、それは絶対に「No」です。
やせがまんだろうが何だろうが、です。
「なんだかなー」という声が聞こえそう・・・。

自分がやたら面倒くさい人に思えてきます。

 


さておき、明日の休みは遊ぶぞー!!!

 
 


「あ」


2011.06.13

手作りのできたて

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家族ぐるみで仲良くしているお友達の家に遊びに行った時、手作りパンを
焼いてくれました。

いろいろ食べた後に焼きあがったのですが、とてもおいしくて1斤あっという間に
なくなってしまいました。


「焼き立てパン、また食べたい・・・。」
その気持ちがおさまらず、その後私も手作りパンに挑戦!
ただし、パン焼き機がないので炊飯器で挑戦!

1度失敗しましたが、「2回目の正直(?)」、2度目でおいしく焼けました。

やっぱり、手作りのできたてはいいですね。
香りに、温かさに、気持ちが駆け上がります!
  
   
       *   *   *   *   *   *  
   
   
パンではありませんが、AS.CRAFTも「手作りのできたて家具」をお届けする店。

お待ちいただいているお客様に、そんなワクワクする思いを届けられたら私たちも
幸せです。

木の香り、塗りたての天然オイルの艶、そして、使い込みながら木が日焼けしたり、
小さな傷が付いたりといった「できたて」からの変化を長く楽しんでもらえたらと
思っています。
  
  
「さ」
  
  

2011.06.04

深い河ほど静かに流れる

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写真は、「自動鉋(かんな)盤」という機械の刃を取り換えているところです。

堅い木を削るので、うちではひと月に一度、刃を交換して研ぎに出します。

切れなくなってきた刃物での作業は、騒音が大きくて仕上がりも悪く、
危険度も増えます。

切れる刃物は、静かーで仕上がりも綺麗で安全に作業が出来ます。

「歯が立たない」という言葉がありますが、切れない道具だと「刃が立たない」
という感じで、堅い木を相手に仕事が出来ません。

仕事が出来る人ほど、静かにさりげなくサクッとこなすものですしねー。

若い頃はがむしゃら感を出したかったんですが、最近はスマート感を出したく
なってきたこの頃です。いい歳だし。。。

さて、無垢材と梅雨時・雨の日は相性が悪いので、晴れてるうちにサクサクッと
進めます。
 
 

「あ」

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