From Factory

2008.09.27

秋晴れ

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強すぎる太陽の光から解放された最近。

真夏は「日陰に入れて・・」と言っていた室内の植物たちも
今日みたいな日は「陽を浴びたい!」って言ってます。

というわけで、日光浴をさせました。

  
私も植物たちを眺めながら、
この時期しか味わえない柔らかくなった太陽と、心地よい風を満喫しています。
  
  
でも、冬に向かうこの時期は寂しさも覚えます。

寒いのが苦手なもので・・・。
   
   
「さ」
   
   
  

2008.09.22

街並

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工房の隣のブロック一体が建て壊されて、大きなマンションになるそうです。


このあたりは1970年ころに、凸版印刷の下請け工場街として整備された
小さな町工場が立ち並ぶ準工業地域です。


アズクラと同じつくりの小さな建物があちこちにあって、印刷工場だったり、看板工場だったり、
木工所だったり、普通の住宅にしていたりと、いかにも板橋区らしい街なのです。


そんな古くて小さな瓦屋根の木造モルタル建築物が8棟ほど、轟音とともに姿を消しました。


次々と古い建物が壊されて更地になり、新しいビルが建つ。東京では当たり前の光景。


この頃僕は、「当り前のように変わりゆく街並みが人の心に与える影響」 
を考えることが多いのです。


次々と古い建物を壊すことは、子供たちの目にどう映るんだろう?


自分たちの暮らしている風景やモノたちが、古くなり色褪せて朽ちて行くことを
拒んでいるかのように見えないでしょうか?
まるで加齢を恐れる人が美容整形手術によって一時の若さを得るように。


たった数十年前の街並みは古く間違ったものという思いを抱かないでしょうか?
それと一緒に、人々の生活文化や価値観までもがあっさりとスクラップされて、
新しくも短命な流行歌のような風景が、「キレイな街並み」として取って変わって
しまうような気がしてなりません。


新しくて素敵なモノを生み出すことは当然必要ですが、古くて当たり前のモノ、変わらない風景や
揺るぎない暮らし、そういう環境に身を置くことによって自然発生する根っことなる価値観が
絶対に私たち人間には必要なんじゃないかなーと。

それがどんなにうす汚れてシミやしわだらけになって、加齢臭すら漂っても愛しく思えるような・・・

んん、これって、いまのうちの愛犬ですな・・・・(←オムツ臭もあり)                                                 


変わらない何か、歳月を経てますます素敵なモノ、アズクラから生み出せたらいいのですが。


変わることを恐れてはいけないけれど、新しさを求めることによる代償が少なからずあることを
五感で感じていたいと思うのです。

                                                

「あ」


2008.09.18

雨のアズクラ

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今日は、台風の影響で雨です。
   
8月の雷雨とは違って、しとしとと昨日の夜から降り続いています。
   
   
アズクラフトは繁華街にあるわけではないので、通りがかりのお客様の数は
それほど多くありません。
   
雨の日は特にそうです。
   
   
でも今日は、こんな天気にもかかわらずお客様がチラホラと足を運んで下さいました。
   
   
ショウルウム付きの工房を昨年オープンさせ、その時からの目標は
ここを 「ふらっと立ち寄って家具に触れ、本を読んだり、お茶したり出来る空間にする」 こと。

なかなかショウルウムを劇的に変化させていくことはできませんが、
お客様がまた覗きに来てくれたときに小さな発見をしてもらえるように
私たちなりのものをちょっとずつ集め、つくり、お見せしていきたいなあと思ってます。
 
   
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そ〜のうち、「時どきカフェ」なんてできたらな〜と言うのも夢の一つです。
   
   
「さ」
   
   
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 ↑ 今日のソックス  「じろっ」
  
  
  

2008.09.14

秋の蝉

朝晩の風が爽やかですね。 オリンピックで熱かった夏も終わり、夢から覚めた気分です。


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木工機械の中で最も怪我が多いと言われる、昇降盤という機械。
高速で回る丸のこ刃には、細心の注意が必要です。

「習うより慣れろ」なんて言葉がありますが、
怪我の怖さには、慣れてあなどることは禁物です。

何年木工をやっていても、怖いものです。


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↑初夏にした怪我を戒めるべく、こんな標語を飾ってみる(笑)

「あ」


2008.09.05

お便り

初夏に納品したお客様から、その後の家具の様子が送られて来ました。

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↑奥のサイドボードがそれです                                                                    

自分の手で作る家具たちなので、納品が少し寂しく思えること
がしょっちゅうあります。

なので、時折このような

「気に入って、大事に使っていますよ。」

というメールをいただくと、とても嬉しく励みになります。


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お部屋にはウェグナーのソファベッド(5か月待ち!!!)
も一緒に置かれているそうです。↓

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そう言えば、アズクラでオーダーするか、
某有名北欧アンティーク家具店にて同じくらいのサイズのサイドボードを購入されるか、
最後まで迷ってらっしゃったオーナー様。

中目黒のアンティーク店と、板橋のひなびたアズクラを何度も行き来して下さいました。
このサイドボードに懸ける情熱がひしひしと伝わりました。

僕たちに出来ることは、より良いデザインをすること、
そして丁寧に作ること、大事にお届すること、だけです。
(接客はあまり上手な我々ではありません・・・?)

「思い切ってよかった!」と嬉しいお言葉も添えて下さいました。。

都心や大阪などの有名店と比較して、アズクラを選んで下さる
お客様が増えてきて、ホントに嬉しい最近です。

その分、プレッシャーもすんごいんですが・・・・(夢でも家具作ってます)


 * * * * * * * * *


Mさま、ありがとうございました。

ちょっと遠いのですが、今後とも末永く宜しくお願い致します。

「あ」

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