古び
押し入れの引き戸を作り直しています。
古い家に合わせて、扉にも古さや塗り重ねた質感を出すために、
塗料に骨材のような混ぜ物をしてからベースの濃い色味を塗りました。
最終的に仕上がると、ぱっと見には真っ白な引き戸になるのですが、
ただの白ではない古びた風合いが出ると思います。
使って行くうちに汚れや手垢がつくと、もっと綺麗に見えると思います。
「あ」
期待
今日、ポストの中に紙が1枚、くしゃっと入っていました。
広げてみると「工事のお知らせ」です。
アズクラ前の道路に雨水用の「集水ます」を設置とのこと。
嬉しいです!!
ここ数年、夏場の豪雨で1階工房は数度の浸水被害があり、
大雨の予報が出るたびにヒヤヒヤしていました。
防水板や土のうを準備しても、ひどいゲリラ豪雨には太刀打ち
できません。
後片付けも大変です。
根本対策をずっと心待ちにしていました。
工事は週明けから。
集水量アップに期待です。
寒い中大変ですが、工事業者の方、よろしくお願いします!
頑張ってください!
「さ」
リメイクして使う
とても古い鏡の枠をリメイクしました。
色味の違うチーク材を、細かくモザイク状にしてあります。
以前ブックケースやTVボードなどを納品させていただいた
クライアント様からの追加依頼です。
”母が若い頃から使っている”という、とても大事な鏡。
新しい枠でこれからまた数十年、使っていただけると思います。
古いものと新しいもの。
「あ」
直して使う
「教会で使用している椅子が壊れたので、修理して欲しい」とのご相談をいただきました。
持ち込まれた3脚の椅子の壊れ方は、それはもうかなりひどい状態でした。
「まず、形は元に戻せても強度的にどこまで直せるか判りません」
「構いません」
「新たにパーツを作る必要もありそうなので、微妙な色味が合わないかも知れません」
「それでいいです」
「納期も1.5〜2ヶ月ほどお待ちいただく事になります」
「急いではいないので、待ちます」
「費用の面でも、買った方が安いくらいになりますが」
「結構です」
自分の父くらいの年齢のとても穏やかそうな紳士と、このようなやり取りを経て、
お預かりして修理させていただくことになりました。
修理のご依頼は、基本的になるべく受けるように心がけていますが、
今回もかなり難しそうです。
せっかく戴いた貴重なご縁とご依頼です。慎重に真面目に精一杯の仕事をして、
教会にお返ししたいと思います。
「あ」