From Factory

2013.09.20

被災地に木の遊具を創ろう!

先週末は工房を臨時休業させていただき、東北大震災の被災地
岩手県大船渡市・陸前高田市に行ってきました。


震災から2年半。
ずっとずっと、被災地へ行って何かできることがしたいと思いながら、
実現していませんでした。

そんな中、偶然見つけたのが「被災地に木の遊具を創ろう!」という
ボランティアツアーです。→CRAFTMAN世田谷

被災地はまだまだ小学校の校庭に多くの仮設住宅が建ったままで
子どもたちの遊び場が少ない状況です。
そこに木のお家や遊び場を作るという活動内容は、私たちにぴったり!
即、申し込みました。

 
    *       *       *       *       *


9月14日 早朝。
夜行バスで大船渡市の小学校校庭にある仮設住宅に着きました。
そこにある集会場で寝泊まりします。

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校庭の一角で、グループに分かれて作業開始。

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私たちは「ミニキッチン」担当。

少ない木工関係者とたくさんの木工未経験者、限られた材料を前に
何がどうできるか、皆で頭をひねります。

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お昼はツアースタッフさんと地元のお母さんたちのこしらえた
カレーライスとつみれ汁。
水揚げしたばかり、新鮮サンマのツミレは絶品! 元気100倍です!!

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1日目のタイムリミットぎりぎりで、キッチン完成!
なかなか可愛く出来ました(自画自賛)。。

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2日目は陸前高田市へ移動。
陸前高田市は平地が広く、津波が町の奥まで襲いかかった地域。
テレビのニュースで見た光景を目の当たりにしました。

5階建ての鉄筋の建物。
ガラス窓が残っているのは5階だけ。
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奇跡の一本松。
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木造家屋は流され、一面広い草むらに。
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まだまだいたる所に残る瓦礫の山。
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午後は陸前高田の復興の足掛かりとして立ち上げられた「ヤルキタウン」
というコミュニティー広場での活動。
タウンの裏の小山の上に木製遊具を作ります。

台風の影響で昼前から降り始めた雨は、だんだん強くなり、風も吹いてきましたが、
風雨決行!!
ドロドロのズブ濡れになりながら、時間いっぱいまで作業をしました。

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完成までは至りませんでしたが、続きは地元の方たちに託し、今回の活動を
終えました。



帰りのバス休憩。
栃木県の佐野サービスエリアは台風が去り、金色の夕焼けでした。

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   *       *       *       *       *


さまざまな地域から老若男女が集まり、力を出し合った活動、
地元の方とのふれあい、震災の爪痕を心に刻むこと・・・。
短い時間でしたが、とても貴重な経験となりました。

今後も自分たちにできること、探して続けていきたいと思います。

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おまけ ↓ 職人さんと主催の白井さん
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「さ」

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