2012.07.20
想い
ちょっと前に作ったもの、遅まきながらUPします。
6月15日ブログのキャビネット、実はお仏壇の土台となるキャビネットでした。
これはお仏壇が乗った完成形です。家具職人が作ったお仏壇。
「家族の死」と向き合う為の家具。
「どれだけ優しく日常に溶け込ませられるか」が課題でした。
宗教に関わる守るべき様式がありながらも、現代の住宅にうまくマッチさせたかった。
故人に失礼にならないように、かといって重々しくならないように。
結局、他の人にとってはどうでもいいかも知れない形や色やスキマなんかを
考え抜いてカタチにする。結果はどうあれ、今の自分の力の100パーセントをぶつける。
そんな時間を持たせてもらえた家具です。
まだまだですが、今の自分の力を出し切った思いは清々しい。届いて欲しい。
「あ」