2010.04.02
記録
ときおり受ける雑誌などのインタビューは、面白い経験になります。
基本的に作った「構え」とか「建前」を語らないように気をつけている
つもりなので、上手な受け答えにはならないことがほとんどで、
記者さん泣かせなんだろうなぁと思いつつ取材されております(笑)。
なので、過去の記事をあらためて読み返すと、その時々の考えが
そのまま出ていて、恥ずかしさと面白さを感じています。
一番最近の取材では、家具職人なりたての下積み(?)時代のお話が
記事の半分を占めています。
なんだか苦労話・根性論みたいな部分が多くて、読む人に申し訳ない気持ちです。
しかし、最近うちによく訪れる就職希望の学生さんやフリーターの若者には、
興味深い内容かも知れません。
(修行先では、週休1日にかかわらず残業が月100時間超が当たり前で、
1時間の作業で5分でも時間を短縮させることに改善努力を要求され、
本当に走り回っている毎日、なんて木工所の持つのんびりイメージとは
ずいぶんと隔たりがあるかと思います)
* * *
先月出版された ●real furniture(扶桑社刊)には、そうそうたる家具メーカー達と共に
AS.CRAFTを紹介していただきました。
巻頭には現代の小規模家具メーカーに多大な影響力を持つ大阪のトラックさんと
東京のスタンダードトレードさんの対談も載っていて、家具好きには面白い読み物
となっています。
お時間ありましたら、是非ご覧になってください。
「あ」