From Factory

2010.03.19

春のかおり

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工房の近くのスーパーマーケットに、時々夕飯の買い物などに行きます。

その帰り道、いつもの細い路地を
「買い過ぎた…。重い…。失敗した…。」
と、後悔しながら歩いていると、ふわ〜っといい香り。

沈丁花。

その少し先に桜草、

そして梅の木も。

甘い香りが後悔の念すら吹き飛ばしてくれました。。


   * * * * * *


幼稚園の頃、散歩中に普段無口な父が「沈丁花」の名前を教えてくれました。
4歳くらいの子どもにしては渋い花の名前をタンポポやチューリップと
並んで知っていることがその頃のちょっとした自慢でした。


教師をしていた20代の頃。
私が働いていた小学校は、毎年5年生が秋から桜草を育てていました。
毎日交代で水やりし、春には学校中ピンクの花が揺れ、香りに包まれました。

6年生の卒業式では、卒業証書をもらう壇上で門出を祝い、
入学式には新1年生が初めて歩く花道を飾り、かわいい子どもたちを引き立ててくれました。


花の香りにもちょっとした思い出があります。。
  
  
上の写真は5月のデンマーク。
移動のバスから、飛行機で上空から見えた菜の花畑は見事でした!
こちらは香りではなく、鮮明な色の記憶となりました。
    
  
「さ」
  
  


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