昨年末、新作スツールの試作品をちらっとご紹介しましたが、
今日は白木のままだったスツールを染色、オイル塗装してみました。
　　　
染色に使ったのは「柿渋」。
　　
柿渋は渋柿の汁を発酵させて出来た、日本に昔からある塗料で
その液体には独特のにおいはありますが、体に安心の天然塗料です。
　　
昨年からはその柿渋をオーダー家具にも使い始めました。
初めはどんなにおいか恐る恐る開封したのですが、覚悟していたからか、
天然モノという安心感からか、まったくいやな感じはしませんでした。
薄めて使うので、木に塗る作業中はむしろ、「ちょっと懐かしみのある
酸っぱい感じのイイ香り」のような気すらします。
　　
その柿渋で、名前の通りスツールを渋めの茶色に染め、オイルを上塗り
しています。
オイルはこの後1~2回重ね塗りをして、もう少しだけつやを出そうかと
考えています。
　　
好きな色に染め、ちょうど良い頃合いまでつやを足していく・・・。
楽しい工程です。
　　
良い感じに仕上がったら、お披露目できるのを楽しみに、次は新製品として
製作します！！
　　
　　
「さ」