松江へ
子どものころ、6歳までに6つの町で育ちました。
その中でも一番長い期間住んでいて、東京から一番遠いのが島根県の松江。
都内の実家に帰ると「松江行きたいね〜。」という話を母とよくしていたのですが、
最近やっと実現しました!
職人さんとソックスを残し、休みをもらって思い出の松江へ。
思い出の・・と言っても住んでいたのは私が3,4歳の頃。
覚えているのは雪の中歩いた幼稚園への道
(と言っても道順までは覚えていません。一部の風景だけ。)、
社宅の近くの通り、宍道湖に掛かる大きな橋、
お城(たぶん松江城。ここで松の木から落っこちてきた雪をかぶったのは、忘れられない思い出。)
など、数少な。
でも、幼稚園にあがって友達ができて、遊んだり冒険したり、いろんなことを吸収してきた(であろう?)松江の記憶は、
冬の山陰のどんよりとした雪雲とは反対の、明るくわくわくするようなイメージがとても強いのです。
母と二人、地図とあやしい記憶を頼りに半日散策。
幼稚園は移転し、社宅は新しいマンションになっていましたが、
社宅の前の通り、角にあった駄菓子屋さん跡などはイメージのまま。
「ひとりで自転車に乗って通りに出てはいけません。」と言われていたのに、
約束を破って通りにこぎ出し、側溝にタイヤがはまってすぐにあやまりに行ったことや、
駄菓子屋さんで瓶のコーヒー牛乳を買ってもらい、浮かれとんで社宅の前で転んで瓶を割ったことなど、
様々なお転婆のキロクはここで生まれたのだな〜としみじみ感じてきました。
そして、子どものころはよくわかっていなかったのですが、堀川と緑に囲まれた
静かでとても美しい、日本の良さがすぐ身近にある所が松江の町でした。
(松江は和菓子の町でもあるそうですよ。)
懐かしい記憶をたどり、日本海・宍道湖・田園風景に癒され帰ってきました。
さあ、東京での生活、仕事もがんばろうっと!
「さ」
↑帰りに寄った 鳥取砂丘。お天気がよく風もさわやかで砂丘歩き日和だった。